タップスターが注ぐ渾身の一杯!クシクモで体験した「職人のこだわり」を撮影する

こんにちは、nocaです。

「写真は得意なのではなく、好きなだけ。」

Shutter Craftでは、そんな筆者の日々の暮らしで出会った「好き」や「面白い」や「写真の悩み」を、写真と共にお届けしています。

今回は「飲食店でポートレート撮影」をテーマにお話ししていきます。

気軽に読んでもらえたら嬉しいです。

泡にまでこだわった最高の1杯を注ぐ、タップスターの姿とは。私が愛してやまないピルスナーウルケルの魅力と合わせてご紹介していきます。

▼使用したカメラとレンズ

・SONY α7 IV+FE 100mm F2.8 STF GM OSS

タップスターとはビールを完成させる特別な存在

ビール大国チェコで生まれたピルスナーウルケルには「醸造家がビールを醸造し、注ぎ手がビールを完成させる。」というブランド理念があり、製品の品質はもちろんのこと、お店での提供品質に非常に重きを置いています。

タップスター」とは、ブランド公認となる最高の注ぎ手の称号。

ピルスナーウルケルの理念を理解し受け止め、最高の1杯を注ぐために準備をする。彼らは単なる店員ではなく、まさに「職人」といえるのではないでしょうか。

タップスターは、ピルスナーウルケルが本来持つ豊かな香りと味わいを最大限に引き出すための、深い知識と注ぎの技術、そして何よりもビールへの情熱を持っています。

ブランド公認となるタップスターは、チェコ本国で実施されるタップスタープログラムを修了する必要があり、誰でもなれるというわけではありません。

彼らがいるお店は、ビールへのこだわりや想い、熱量を感じる素敵なお店が多いと感じています。

ちなみに、チェコ関連の情報を発信しているWEBマガジン「ウルケルタイムズ」では、タップスターがいるお店のレビューなどあるのでご参考にしてください。

クシクモで体感する「泡」の芸術

シュニット(Šnyt)

千葉県松戸駅から徒歩5分ほどのところにあるジビエが楽しめるバー「クシクモ」。まずは、ピルスナーウルケルをいただきましょう。

実は、ピルスナーウルケルの注ぎ方は一般的な日本のビールの注ぎ方とは異なり、泡を先に注ぎその泡の下にビールを注ぐという独特な注ぎ方になります。

また、ピルスナーウルケルにはビールを楽しむための「3種類の注ぎ分け」がありますので、その特徴を聞きながらぜひ最高の1杯を楽しんでくださいね。

  • ハラディンカ(Hladinka):本家チェコの伝統的な注ぎ方。泡の量は3Fingerと決まっています。
  • シュニット(Šnyt):バーテンダーの品質チェックのための注ぎ方で、よりクリーミーでアロマや味わいを感じやすい特別な注ぎ方。グラス上部にわざと1Finger のスペースをあけるのが特徴
  • ミルコ/ムリーコ(Mlíko):泡を楽しむ独特な注ぎ方

クリーミーな泡を一口飲んだだけでその違いは歴然。今まで飲んだビールとは違った魅力を体験できることでしょう。

香りがよく、苦味と甘みのバランスが素晴らしい。

飲みやすいのに、しっかりとビールの苦味も残っており、このビールをきっかけにビールの世界観が変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

タップスターがいるお店では、ピルスナーウルケルへのこだわりや、チェコでのビール体験なども聞くことができると思います。ビールへの情熱を直接感じられる会話は、一杯のビールをさらに特別なものにしてくれるはずですよ。

そして、新鮮なジビエとピルスナーウルケルが楽しめるお店はここだけ(と、私は思っています)。この組み合わせは、反則ですよ。

「泡」の芸術を撮影する

写真とは、思い出の一瞬を切りとるもで全てを記録するものではありません。だからこそ、その1枚に込められた想いは特別なものになるんだと思います。

1枚の写真から、その時、その瞬間に感じた感動を思い返す。写真って素敵ですよね。

上の画像は、泡を注ぐタップスターの姿です。見ての通りで、泡を注いでいるのでビールジョッキの中は真っ白になっています。

泡までも大切にした最高の1杯を、ぜひ体感してほしいですね。

また、ジビエ料理が非常においしく印象的だったので、食材を焼く姿も撮影してみました。

今回の撮影ポイントは「あえて人にフォーカスする」という点。

一般的には、料理に目がいきがちな飲食店フォト。美味しいビールを注ぐ「人」にフォーカスするだけで、撮り方が変わってきます。

ビールがメインであれば、ピントは自然とビールに合わせると思います。人にフォーカスしたからこそ、顔にピントを合わせ「渾身の1杯を注ぐ姿」を表現してみました。

まとめ

日本国内で出会えるタップスターはまだまだ少ないです。彼らが完成させるピルスナーウルケルは、単なるビールではなく、職人の情熱と技術、そしてブランドの理念が詰まった「作品」というべきでしょうか。

今回は、その作品を完成に導くタップスターを撮影してみました。

あなたなら、飲食店で何を切り取りますか?

※実は、国内外でこのタップスターの写真を撮りまくっていますので、またの機会にご紹介したいと思います。

撮影した作例や記事更新のお知らせは、InstagramやX、Facebookで随時発信しています!ぜひチェックしてみてください。

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